こんにちわ!
今回は足首の捻挫についてお話させて頂きます!!
よく耳にする『捻挫』という言葉ですが、実は疾患名ではありません。
捻挫=靱帯損傷であり、甘く見ていたけど実は重症だったというケースも多いです!
⦅足関節の構造⦆
足関節は大きく分けて「距腿関節」「距踵関節」といった2つの関節で構造されています。
距腿関節の側方には「外果(外くるぶし)」「内果(内くるぶし)」が存在し、そこに「外側側副靭帯」「内側側副靱帯」が付着しています。
内側に比べて外側の靭帯は発達していないため、内反方向への制動が不十分になりやすいです。そのため、内側に足を捻る内反捻挫の方が受傷しやすいといわれています。
⦅外側側副靱帯の構造⦆
外側側副靱帯は以下の3つから構成されています。
①前距腓靱帯 厚さ:約2mm
②踵腓靱帯 厚さ:約6mm
③後距腓靭帯 厚さ:約6mm
上記の通り前距腓靱帯が解剖学的に最も脆弱な靱帯です。
そのため捻挫の中では前距腓靱帯が最も多いと言われています!
⦅応急処置⦆
足首を捻ってしまったら、まずRICE処置を行いましょう!
ただの捻挫だと思っていても、骨折や靱帯断裂など重症である可能性も十分あります。
応急処置が完了したら、医療機関への早急な受診をお勧めします!
もっと詳しい捻挫の病態や治療•リハビリ方法は当院ホームページで院長がわかりやすく記載してくださっています!
「menu→診療案内→スポーツ外傷/障害」で見られるのでぜひご一読ください!!