西武新宿線「上井草」駅徒歩30秒
03-4285-9807

クリニックブログ

定期勉強会

2025年07月02日

こんにちは!

理学療法士の若山です!

今回の勉強会のテーマは「股関節動作時に起こる殿部痛について」でした!

股関節疾患では変形性股関節症、インピンジメント症候群、股関節周囲炎などが代表的です。

勉強会では股関節を解剖学的視点からアプローチする重要性を学びました。股関節の体操で骨頭を求心位に保持する筋肉として外旋六筋があげられ、特に梨状筋トレーニング(クラムシェルなど)が代表的だと知られています。

しかし、今回は大腿骨頭を求心位に保持する筋肉は実は関節包に付着する筋肉であり、その筋肉は、腸腰筋、外・内閉鎖筋、小臀筋、上・下双子筋であるとを学びました。

今回は主に小臀筋、閉鎖筋群の評価やトレーニングに着目しましたが、勉強会で学べた事を臨床で活かせるよう頑張りたいと思います!

定期勉強会

2025年05月27日

こんにちは!

理学療法士の若山です!

今回の勉強会のテーマは『ACL術後(STG法)のリハビリ』と『痺れ主体の胸郭出口症候群』でした。

はじめにACL(前十字靭帯)の手術において、主にSTG法とBTB法の二種類あり、STG法が多いと言われています。STは英語で半腱様筋腱、Gは薄筋腱の意味合いでそれぞれの腱から前十字靭帯を再建する術法のことを示します。BTB法は膝蓋腱の意味合いで膝蓋腱から前十字靭帯を再建するまた違う術法となります。

リハビリでは術後1ヶ月半〜2ヶ月を目標として完全可動域の獲得を目指すことが重要であり、今回はそれに対するリハビリを学べました。具体的にはまず背臥位での静的アライメントの視診で、多いと言われているのが術側の股関節外転と下腿外旋への偏位であるため、下肢の内転・内旋誘導へ促しニュートラルなポジション(解剖学的肢位)の獲得と膝蓋骨(膝のお皿)の動きを確認する;左右上下の動作の確認。中でも膝蓋骨の上への動作が鈍くなりやすく、これは膝蓋骨の上部組織(大腿四頭筋や脂肪体など)を線維化するためであり、術後は膝関節の完全伸展が常にできるよう維持したいため、確認の重要性を認識しました。膝関節の可動域を出すに当たって、中には患者さんの防御性収縮をきたすため、下肢の把持面積や支持基底面を広くし安定性を高める必要性があると学び、また1b抑制をかけながら可動域を出すとより良いと学べました。

胸郭出口症候群は主に3つの分類を分けられており、『斜角筋症候群』、『肋鎖症候群』、『小胸筋症候群』であり圧迫型か牽引型でまたアプローチが違うと学びました。今回の勉強会では斜角筋の触診、肩甲骨の評価・動作の獲得まで行いました。動作の獲得においては肩甲骨の上方回旋・下方回旋をしっかり出すことが重要で、正しく前鋸筋の筋の走行に合わせて動かす重要性を学ことができました。

今回の勉強会で学んだことを今後のリハビリで活かせるように頑張っていきたいと思います。

運動習慣を身につけよう!!

2025年04月01日

こんにちは!

理学療法士の鳥居です!

プロ野球やMLBが開幕し、野球好きにはたまらない季節になりました⚾️

千葉ロッテマリーンズファンの自分としては、佐々木朗希選手の移籍に寂しさをを感じながらも活躍してほしい。複雑な気持ちでニュースを見ています。

早いことで4月になりました。まだ季節外れの寒い日もありますが、春は大きく環境が変わる人もいるかと思います🌸

暖かくなってくると患者さんからよく質問されるのが

「運動を始めたいけど何をして良いかわからない」

「どのくらいの頻度で運動して良いかわかない」

という質問です!

今回は具体的にどんな運動をすれば良いかをお伝えします!!

厚生労働省が発表している『健康づくりのための身体活動•運動ガイド2023』には

【成人】

○歩行を1日60分以上(約8000歩)

○筋力トレーニングを週2〜3回

 =マシンを使う場合、8割の力で10回行える程度の負荷量

【高齢者】

○歩行を1日40分以上(約6000歩)

○筋力•バランス•柔軟性など多要素な運動を週3回以上

 =体操やダンス、ラジオ体操など

上記の運動が例として挙げられています!!

あくまで目安となりますのでまずは自分のペースで行ってみてください!

定期勉強会

2025年03月29日

こんにちは!

理学療法士の若山です!

今回の勉強会のテーマは「膝前十字靭帯(ACL)完全断裂の保存療法」と「肩関節受動術を受ける前後のリハビリ」について勉強会を行いました。

ACL完全断裂では膝関節の前方への不安定感が強く現れ、階段やランニングなど体重を脚にかける際に膝が折れる(膝折れ)様な症状が現れる疾患です。

勉強会では膝蓋骨(膝のお皿)のモビリティを評価する点から始まりました。具体的には膝蓋骨を解剖学に沿って左右なら少し斜め上から押したり、上下はそのままの様に正しく動かすとこを重視する重要性を学びました。また膝蓋骨の動きを評価し、軟部組織が硬いのかを見分ける評価を学びました。

肩関節受動術は主に肩関節の拘縮が強い方が受ける手術です。

今回はその手術を受ける前後について学べました。主に疼痛のコントロールをしっかる評価し、患者自身にどの程度肩を動かせれる事を認識させる必要性を学べました。また肩関節を評価する重要性もあるが脊椎の動きを評価する点も重要になると知れました。

今後の臨床で今回学べた事を活かしていきたいと思います。

定期勉強会

2025年02月28日

こんにちは!

理学療法士の若山です。

今回の勉強会のテーマは「半月板損傷保存後のスポーツ復帰(サッカー)」と「肩関節唇損傷後の肩関節の安定性獲得」の2つのテーマについて勉強会を行いました。

半月板損傷では下腿が外旋優位であるため外側の筋肉の緊張が高まりやすくなるが、内側にある筋肉は筋力低下をきたしやすくなります。そこで重要となるのが内側のハムストリングス(半腱様筋・半膜様筋)である事を学びました。

初めはOKCで足部内反させる事で下腿は内旋位となりそのまま踵を殿部へ屈曲させる事で内側のハムストリングスの収縮を促す事を勉強できました。段階的にOKCの次はCKCでとレベルを上げていく事も大切だと学べました。

肩関節唇損傷ではニュートラルのポジションから上腕骨頭をしっかりと求心位の状態で肩関節の外旋・内旋を抵抗をかけながら肩関節のインナーマッスル(ローテータカフ)を収縮させ上腕骨頭を安定させる事が重要である事を学びました。また患者さんに合わせてレベルを合わせる必要があるためそこをしっかり評価し適切な介入を提供する事も重要であると学べました。

今回学んだ事を早速臨床で活かしていきたと思います!