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クリニックブログ

足関節捻挫 (足首の捻挫)

2023年05月30日

こんにちわ!

今回は足首の捻挫についてお話させて頂きます!!

よく耳にする『捻挫』という言葉ですが、実は疾患名ではありません。

捻挫=靱帯損傷であり、甘く見ていたけど実は重症だったというケースも多いです!

⦅足関節の構造⦆

 足関節は大きく分けて「距腿関節」「距踵関節」といった2つの関節で構造されています。

 距腿関節の側方には「外果(外くるぶし)」「内果(内くるぶし)」が存在し、そこに「外側側副靭帯」「内側側副靱帯」が付着しています。

内側に比べて外側の靭帯は発達していないため、内反方向への制動が不十分になりやすいです。そのため、内側に足を捻る内反捻挫の方が受傷しやすいといわれています。

⦅外側側副靱帯の構造⦆

 外側側副靱帯は以下の3つから構成されています。

 ①前距腓靱帯 厚さ:約2mm

 ②踵腓靱帯  厚さ:約6mm

 ③後距腓靭帯 厚さ:約6mm

 上記の通り前距腓靱帯が解剖学的に最も脆弱な靱帯です。

 そのため捻挫の中では前距腓靱帯が最も多いと言われています!

⦅応急処置⦆

 足首を捻ってしまったら、まずRICE処置を行いましょう!

 

ただの捻挫だと思っていても、骨折や靱帯断裂など重症である可能性も十分あります。

応急処置が完了したら、医療機関への早急な受診をお勧めします!

もっと詳しい捻挫の病態や治療•リハビリ方法は当院ホームページで院長がわかりやすく記載してくださっています!

「menu→診療案内→スポーツ外傷/障害」で見られるのでぜひご一読ください!!