転倒予防について①
2022年03月13日
こんにちは!
今回から転倒予防についての話をさせて頂きます!
まずは転倒と関係が深い骨折から話していきます!
○高齢者に多い骨折
①脊椎圧迫骨折 (背中)
尻もちをついた際に起こりやすいです。症状には個人差があり、痛みがほとんど無い時もあります。
②上腕骨近位端骨折 (腕の付け根)
転倒した際に肩を打った場合や、肘や手をついた際に起こりやすいです。
③橈骨遠位端骨折 (手首の骨折)
転倒した際に手をつくと起こりやすいです
④大腿骨頚部骨折 (脚の付け根)
尻もちをついた際に起こりやすいです。特にお尻の筋肉や脂肪が少ない方はリスクが高くなります。
○なぜ高齢になると骨折しやすい??
①骨粗鬆症の影響
骨粗鬆症により、骨自体の強度が低下し骨折のリスクが高まります。
特に女性の方は、閉経により骨の代謝に関わる女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が低下するため、男性と比べて発症率が高いといわれています。
②筋力の低下
人間の筋肉量は加齢につれて減少していきます。
太ももを持ち上げる動作や膝を伸ばす際に使われる太ももの前の筋肉が減りやすいです。そうなると歩行時につまずきやすくなったり、ふらつきやすくなります。
○骨粗鬆症の予防•対策
①食生活
『カルシウム』『たんぱく質』『ビタミンD』の摂取を心掛けましょう!
たんぱく質は骨を構成し、ビタミンDはカルシウムの吸収を助けてくれます!!
②日光浴
上記で話した『ビタミンD』は日光に当たる事で身体の中で生成できます!
夏は日陰でも良いので30分、冬は1時間が目安です!
③適度な運動
骨の強度や再生能力を強化するには、運動刺激が必要となります。
また、運動を行う事で筋力とバランス力が鍛えられ、転倒予防にも繋がります!
詳しい運動のやり方は次回お話させて頂ければと思います!!