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クリニックブログ

定期勉強会

2025年03月29日

こんにちは!

理学療法士の若山です!

今回の勉強会のテーマは「膝前十字靭帯(ACL)完全断裂の保存療法」と「肩関節受動術を受ける前後のリハビリ」について勉強会を行いました。

ACL完全断裂では膝関節の前方への不安定感が強く現れ、階段やランニングなど体重を脚にかける際に膝が折れる(膝折れ)様な症状が現れる疾患です。

勉強会では膝蓋骨(膝のお皿)のモビリティを評価する点から始まりました。具体的には膝蓋骨を解剖学に沿って左右なら少し斜め上から押したり、上下はそのままの様に正しく動かすとこを重視する重要性を学びました。また膝蓋骨の動きを評価し、軟部組織が硬いのかを見分ける評価を学びました。

肩関節受動術は主に肩関節の拘縮が強い方が受ける手術です。

今回はその手術を受ける前後について学べました。主に疼痛のコントロールをしっかる評価し、患者自身にどの程度肩を動かせれる事を認識させる必要性を学べました。また肩関節を評価する重要性もあるが脊椎の動きを評価する点も重要になると知れました。

今後の臨床で今回学べた事を活かしていきたいと思います。

定期勉強会

2025年02月28日

こんにちは!

理学療法士の若山です。

今回の勉強会のテーマは「半月板損傷保存後のスポーツ復帰(サッカー)」と「肩関節唇損傷後の肩関節の安定性獲得」の2つのテーマについて勉強会を行いました。

半月板損傷では下腿が外旋優位であるため外側の筋肉の緊張が高まりやすくなるが、内側にある筋肉は筋力低下をきたしやすくなります。そこで重要となるのが内側のハムストリングス(半腱様筋・半膜様筋)である事を学びました。

初めはOKCで足部内反させる事で下腿は内旋位となりそのまま踵を殿部へ屈曲させる事で内側のハムストリングスの収縮を促す事を勉強できました。段階的にOKCの次はCKCでとレベルを上げていく事も大切だと学べました。

肩関節唇損傷ではニュートラルのポジションから上腕骨頭をしっかりと求心位の状態で肩関節の外旋・内旋を抵抗をかけながら肩関節のインナーマッスル(ローテータカフ)を収縮させ上腕骨頭を安定させる事が重要である事を学びました。また患者さんに合わせてレベルを合わせる必要があるためそこをしっかり評価し適切な介入を提供する事も重要であると学べました。

今回学んだ事を早速臨床で活かしていきたと思います!

定期勉強会

2025年01月27日

こんにちは!

理学療法士の若山です!

今年初の勉強会を行いました。

テーマは「橈骨遠位端骨折に対するアプローチ」と「術後肘頭骨折で伸展制限に対するアプローチ」について行いました。

「橈骨遠位端骨折」とは手関節の骨折であり、転倒時に受傷する事が多い疾患です。中でもcolles (手背屈時での受傷)/fork状変形と smith (手掌屈時での受傷)の二つに分類しcolles が基本的には多いと言われています。

また橈骨遠位端骨折で合併しやすいと言われてるのがTFCC(三角骨線維軟骨複合体)損傷で主に手関節尺屈・背屈の可動域制限をきたす事が多いと学びました。介入としては肘伸展時でしっかりと滑車切痕が入るかどうかと前腕の回内・回外の可動域/アライメントを確認する事が重要と学びました。

「術後肘頭骨折で伸展制限に対するアプローチ」では「橈骨遠位端骨折」のアプローチと三頭筋のアプローチも大切だと学び、介入としては三頭筋の脂肪体のモビライゼーションとトレーニングを中心として学ぶ事ができました。

今回学んだ内容を今後の臨床に活かせるよう頑張っていきたいと思います。

院外活動 少年野球メディカルチェック

2024年12月17日

こんにちは!

先日、練馬区の少年野球チーム『関町ニューウエスタン』のスポーツメディカルチェックを行いました!

今年で2回目となりましたが、チーム関係者の皆様、選手、協力していただいた他院のスタッフのお陰で無事に終えることができました!

今年は前回行ったメディカルチェックとストレッチ指導の他に「クールダウンの大切さ」についてのプレゼンテーションをさせて頂きました。

適切なクールダウンを行うことでケガの予防、運動パフォーマンスの向上に繋がってきます。

特に成長期の選手は筋肉の成長が骨の成長に追いつかない時期なのでより一層入念に行う必要があります。

メディカルチェック後は結果の集計や選手ごとに必要なセルフケアをまとめて後日配布します!

興味のある方は当院理学療法士の鳥居にお問い合わせください。

↓当日の様子です

野球肘 part3

2024年12月14日

こんにちは!理学療法士の鳥居です!!

今回は野球肘の予防についてお話しさせていただきます!

野球肘だけではなく全てのスポーツ障害に共通しますが

○負荷のかからない動作の獲得

○正しいウォーミングアップ

○入念なクールダウン

この3点は障害予防においてとても重要です!

この中から今回は負荷のかからない動作の獲得についてお話しします。

投球動作を見ていく中で「身体の開きが早い」「肘が下がっている」という言葉をよく聞きます。

確かにこれらの動作は肘への負担の増大に繋がる動作と言われています。

しかし、身体が開いているから「開きを抑えろ」肘が下がっているから「肘を上げろ」 

そういった意識だけで改善を図ろうとすると、よりフォームが悪化したり球速が落ちてしまったという話をよく耳にします。

↑肘が肩のラインより下がっている例(肘下がり)

投球は腕だけではなく体幹や下半身の動きと合わせて行うものです。そのため体幹と下半身の動きが悪くなってしまうと上肢(肩肘)の負荷が上がってしまいます。

ケガのリスクを下げるフォームを獲得するためには局所的な部分だけを直すのではなく、肩甲骨や体幹、下肢など全身の動きをスムーズに動かせるようにする必要があります!

今回は肩甲骨や指に対するをエクササイズをお伝えします!!

〜肩甲骨のトレーニング〜

僧帽筋中部(肩甲骨内転)

 ①うつ伏せになり腕を真横に広げます。

 ②肩甲骨を寄せるようにしながら腕を上げていきます。

 

僧帽筋下部(肩甲骨の内転•下制)

 ①うつ伏せになり腕を斜め45°に広げます。

 ②肩甲骨を反対のお尻に近づけるイメージで腕を上げていきます。

前鋸筋(肩甲骨の外転)

 ①四つ這いになり手に位置は肩の真下、体幹を真っ直ぐにします。

 ②片手を離してキープします。

 ③なるべく力を抜きながら腕がプルプルしないように支えます。

〜指のトレーニング〜

 ①洗濯バサミを指でCを作るイメージで挟みます。

 ②指の第1関節が潰れないように押します。

  人差し指と中指をメインに行います。